変形性膝関節症

  • 病院で水を抜くが、またすぐ痛くなる
  • 階段の昇り降りが痛くて辛い
  • 正座がしづらく、膝が伸ばしにくい
  • 膝の内側や裏にも痛みが出る
  • 歩き始めや立ち上がりが痛い

変形性膝関節症は進行性で、徐々に状態が悪化していきます。
変形が進むとO脚になっていき、しゃがめなくなったり、長時間歩けなくなったりします。
重症化すると手術の必要性がありますので、できるだけ早期のアプローチをおすすめします。

変形膝関節症とは?

変形性膝関節症は、原因が特定しづらい一次性のものと、原因が特定できる二次性のものに分けられます。多くを占めるのは、体重増加や加齢、筋力低下などが関係しているといわれている一次性の方です。一方、二次性はケガや、関節リウマチ、などの損傷が原因で発症します。

いずれの場合も右図のような『痛みの悪循環』のサイクルがあり、初期から徐々に痛みと変形を増強しながら悪化してゆきます、早期からの施術して『痛みの悪循環』を断ち切ることが解消の鍵になります。

変形性膝関節症は、大腿骨(太ももの骨)と脛の骨(すねの骨)が接している膝の軟骨に上記などの何らかの理由で傷がつき、クッションの役割を果たしている関節軟骨がすり減って炎症を引き起こし、膝に痛みが生じます。炎症によって関節液の分泌量が増え、いわゆる膝に「水がたまる」という状態になるのも特徴の1つです。男女比は1:4で女性に多く見られ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。

 

変形性膝関節症の程度と時期

進行性の症状で、少しずつ膝が変形して悪化していくのが特徴です。
変形性膝関節症の進み方は3つの段階に分けられます。

初期

立つなどの動き始めの動作で膝に痛みが生じます。初期では繰り返す膝の痛みや違和感が主で、しばらく身体を動かすと徐々に痛みはやわらぎ、あまり気にならない場合が多いようです。本格的な膝関節の変形は確認できません。

中期=進行期

中期(進行期)では、初期の繰り返す痛みや違和感が徐々に強くなり、その周期も間隔が詰まってゆきます、膝が腫れて熱感を持ち、関節内の潤滑液が増え水の溜まった状態になります。関節軟骨が痛んでくるため、髪を捩るようなギリギリしたような音がすることがあります。O脚などの変形が目立ってくるのもこの頃です。

後期=末期

後期(末期)に進行してしまうと関節軟骨がほとんどなくなり、骨同士が直接ぶつかるようになります。膝関節の変形も顕著になって、しゃがめない、歩行困難になるなど日常生活動作も障害されます。

 

須磨あい鍼灸整骨院の変形性膝関節症への施術

 

加齢性変化による変形性膝関節症(一次性)

年齢による変化によって姿勢の悪化・OX脚・足部アーチ低下・筋力低下・半月板やその他組織的強度の低下・劣化などが痛みの原因になっているケースがあげられます。
姿勢の悪化・OX脚・足部アーチは体の重心ラインの歪みの原因となり、体重を支える抗重力関節面の一つである膝関節に大きな負担を生みます。しっかり施術する必要がありますので、須磨あい鍼灸整骨院では関節胞内運動とゆう理学的調節法を用い、無理なく適正に解消してゆきます。また足部アーチの低下は足裏から底支えする足挿板療法も併用する場合があります。筋力低下については適切な運動指導・運動療法を指導させていただいています。

体重増加による変形性膝関節症(一次性)

体重が増すと、関節にかかる負担が増加しますので、長年に及び筋力を体重が上回っている場合には、変形性膝関節症になる可能性があります、適正な食事と運動が重要です、須磨あい鍼灸整骨院では、分子栄養学的アドバイスや筋力強化について適切な指導をさせていただいています。運動が苦手な方には楽トレ(EMS)による筋力強化もお勧めしています。

過去の怪我などその他の要因によるもの(二次性)

過去の怪我や病を原因とし変形性関節症になったものも、痛みの直接的な原因やその後の悪化要因は他と変わりませんので、鍼灸施術やその他物理療法を用い膝関節における炎症を鎮め、関節胞内運動に調整を加え、解消できる点についてしっかり施術してゆきます。

変形性関節症への施術は早期からおすすめします

変形性膝関節症は、痛みの悪循環を繰り返しながら膝関節が変形してゆく進行性の障害です。膝関節に変形が及ぶと変形そのものを元に戻すことは残念ながらできません。
ですが痛みの直接的な原因となる炎症や膝の腫れは施術で解消してゆくことができます。
また、すでに変形があったとしても痛みをコントロールして抑えることができる場合もありますし、痛みを抑えることが変形性膝関節症の進行を遅らせることになりますから、決してあきらめず気がついたその日からの施術をおすすめします。

膝の痛み、変形性膝関節症でおなやみの方は、
是非、須磨あい鍼灸整骨院にご相談ください。